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Q | ドイツ語の親称duについて質問です。神や動物、物にduを使うのは何故ですか。 |
A | ドイツ語教員です。ドイツ語のduとSieの違いを日本語の敬語と友だち語のような差異だと考えると誤解します。日本語の敬語は上下関係を表すもの。相手が、自分より上か下か、で決まってきます。しかし、ドイツ語のduは人間関係の近さを表します。上か下か、ではなく、どのくらい遠いか接近してるか。Sieが一定の距離感がある相手に対して使うのに対し、duは距離感のない相手に使います。だから「親称」と言います。恋人・友だち・家族が近いのはわかりますよね?動物や物については、「動物や物に対して言語で話しかける」行為自体がある意味普通ではなく、そんな奇異なことをしたいくらいその動物や物に心を寄せているから、です。つまり、近いんです。14.5歳以下の子供に対しては、見知らぬ相手であってもduを使いますが、心を寄せなければ、見知らぬ子供に話しかけるのはむずかしいからだと思います。日本語でも、見知らぬ子供に話しかけるとき、見知らぬ大人に話しかけるよりも一層親しげに「ぼうや、いくつになったのかな?」 なんて目線をあわせて話しかけますよね?神様は? という疑問はたいていの日本人が抱くのですが、神様は自分の心の中に住んでいる人なんです。親や恋人にはなんとか嘘をつけても神様にだけは嘘をつけない、それほど近くにいる人なんです。だから、duです。神様も、我ら人間を子供のように愛してくれているからduで話しかけてくれます。警官が犯人を現行犯逮捕するとき、Sieで話しかけます。だって絶対に友達になりたくないような「遠い」相手だから。Sie/duは敬意の表現じゃない。近さの表現なんです。 |